退去予告は通常、退去予定月の1ヵ月・2ヶ月前です。
契約書にしたがって、退去の申込書を書面で送るなどして予告をしましょう。

補修費は原状回復費用（入居時の状態に戻す費用）なので、原則として請求されません。
ただ、下見の時点で、壊れている箇所がないかしっかりと確認しておき、入居前に直してもらうべきです。
現状引渡しという場合も入居時のチェックリストでどういう状態なのか書面に残しておきましょう。

まずは、保証金・敷金から解約引（敷引）が引かれ、そこから補修費用が見積もられます。
いくら返金されるかは退去する時のお部屋の状態次第ですね。

補修費用の明細は、退去日にもらえます。
双方立会いのもと補修費用を決定するからです。
もらえない場合も、確認のため、請求してちゃんと保証金などが返金されたか確認しましょう。

退去時の手順は次のとおりです。
1退去予告をする
2退去日（立会いの日）を決定する
3退去日、入居者と家主・管理会社双方立会いのもとで補修費用を見積もり、補修費用が決定
4残金の返還（通常1ヵ月後に銀行振込などで返金されます）
通常、退去日には、部屋をカラにしないといけないので、引越しは退去前に、電気・ガスなどの閉栓手続きも早めにとっておきましょう。

退去予告後の、退去日の変更は通常できません。
家主・管理会社は部屋が空くのを見越して､募集をかけるため、次の入居者が決まっている場合もあるからです。
早めに予定をたてましょう。

とにかくキレイに住むことが一番大事です。
補修費用は原状回復、つまり入居時の状態に戻す費用なので､通常の磨耗程度なら補修は清掃等のみで、多く返金されるでしょう。
壁に穴をあける、カーペットや壁紙の汚れ（張替えが必要な程度）などは、補修費用の対象となります。

家賃の支払は退去月の家賃までです。
入居時と違い、月の途中で退去しても、日割り計算をしない契約が多いので、しっかりと契約書を読みましょう。

可能です。
契約期間が2年だからといって、必ず2年間住まなければいけないということはありません。
いつでも解約は可能です。
ただし、退去予告期間はしっかり守りましょう。

補修費用は必要です。
退去時には、原状回復が原則です。
どんなにきれいに塗りかえても入居時の状態に戻さないといけません。
このほかにも、ベランダを取り付けた、トイレをシャワートイレに変えた場合も同じことが言えます。
但し、家主さんまたは管理会社の了解を得ている場合には必要ありません。

相殺できません。
保証金などは、そのお部屋に対して、家主さんが、リフォーム費用などのために預かるお金なので、保証金をスライドさせて他のお部屋に使うなどということはできません。
ただし、家主さんによっては、同じ家主さんのマンションで移るのであれば、保証金などをスライドさせることを認めている場合もあります。

家主さんに問い合わせるのが一番です。
通常、退去の時に双方立会いのもとで、返金額を決定しますので、その場で、額の明細や意味について問い合わせることが一番の方法です。
ただ、それでも納得がいかない場合や、高額な補修費用を請求された場合などには、府庁などの公的機関に問い合わせてはいかがでしょうか？